今庄つるし柿
窪田
KUBOTA

450年続く伝統製法
囲炉裏燻製

450年以上続く伝統の味

干し柿は、古くは百科事典的法典ともいえる『延喜式』(927年・平安時代)に、祭礼用の菓子として記載が見られます。 今庄つるし柿は、いつ頃から作られていたのか明らかではありませんが、今から約450年前の戦国時代には、既に今庄の名物であったことが知られています。 今庄は古代からの官道である北国街道上に位置し、南北朝時代にはすでに宿場町であったそうです。戦国時代には、北の庄城(現・福井県福井市)の城主だった柴田勝家が、織田信長の安土城(現・滋賀県近江八幡市)へ参勤した際に、出立してちょうど1泊目を迎えるのが今庄であり、疲労回復に皆でつるし柿を求め喜ばれたことが地元では伝承されています。 宿場町としての今庄は、京都と北陸を結ぶ交通の要衝であり、江戸時代に入って益々栄え、今庄つるし柿は「一つ食えば一里、三つ食えば三里歩ける」と言われて街道を往来する人々の人気を博していたそうです。

唯一無二の品種

世界でも越前今庄でしか栽培を許されていない長良は、比較的小ぶりな渋柿で、どんぐりを大きくしたような形をしています。小ぶりな渋柿は乾燥しやすく干し柿に適しています。 渋柿は、甘柿に比べて渋いために渋柿と呼ばれるのですが、実は糖度は渋柿の方が高く、長良の糖度も約18度と高くなっています。 長良が生産される今庄は、福井県のほぼ中央に位置する山あいの自然豊かな地域です。一級河川日野川の最上流であるため、大変清らかな水に恵まれています。気候は、春夏は暖かく冬は豪雪と寒暖差が激しく、そのために美味しい蕎麦が育つ土地としても知られています。つるし柿となる長良は、この特徴ある気候によって育まれた今庄の自然の結晶です。

今庄つるし柿

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